さる6月10日午後1時ごろ、北海道の後志の留寿都村の国道を走行していた乗用車とバイクが衝突し、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。
事故の現場は、見通しがよくない片側1車線道路のカーブで、乗用車が対向車線にはみ出たものと見られています。
見通しのよくないカーブ地点では、センターラインを超えて対向車と衝突する事故が少なくありません。
その原因の一つは、カーブの曲がり具合が入口では分からないことがあります。そのため、これくらいのスピードで曲がれるだろうと入ったところ、思った以上にカーブがきつくて、コントロールが難しくなり対向車線にはみ出してしまうのです。
たとえば、右カーブを走行している場合には、スピードを出し過ぎていると路外に飛び出しそうになるため、心理的に道路の真ん中付近を走るようになり、結果的に対向車線にはみ出したりします。
また、左カーブでスピードを出し過ぎていたりすると、外側に膨らんで対向車線にはみ出したりします。
いずれにしても、どのようなカーブでも絶対に対向車線にはみ出さないようにスピードを落として走行してください。
(シンク出版株式会社 2020.6.18更新)
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