さる6月10日午後0時半ごろ、名古屋市中村区の交差点で発進した大型トラックが横断してきた高齢男性をはね、死亡させる事故がありました。
トラックドライバーは、「赤信号で停車した後、発進したところ音がして、確認すると人を巻き込んでいた」と話しているということです。
高齢男性は、交差点を歩いて横断していてはねられ、数m引きずられたとみられています。
大型トラックは運転席が高く、直前に大きな死角がありますので直前を横断してくる歩行者などを見逃してしまうことが少なくありません。
そのため、死角を解消するためにアンダーミラーが設置されているのですが、信号待ちから発進するときなど、前方ばかり意識が集中して直前の確認がおろそかになる人も少なくありません。
大型車を運転する人だけではなく乗用車を運転する人も、交差点で信号待ちをしていて青信号で発進するときには、強引に横断してくる人や渡り遅れの人がいるということを頭に入れておく必要があります。
信号が変わったからすぐさま発進するというのではなく、横断歩道をチェックする習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2020.6.19更新)
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