今日7月1日は「国民安全の日」です。
産業災害、交通事故、火災などに対する国民の安全意識の高揚をはかる国民運動展開のために創設され、7日までの1週間は「全国安全週間」が実施されます。
今年の安全週間のスローガンは「エイジフレンドリー職場へ! みんなで改善 リスクの低減」となっています。
エイジフレンドリーと聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、世界的な社会の高齢化・都市化を踏まえて、WHO(世界保健機関)は高齢者に優しいまちづくり・環境づくり(英語でage-friendly-cites)が全員の幸せにつながると提唱していますので、それを取り入れたものです。
厚生労働省はこの言葉をキャンペーン用語として、高年齢労働者が安心して安全に働くことができるよう職場環境を改善していくことを呼びかけています。私達も趣旨を踏まえて、高齢者が安全に過ごせる交通環境や労働環境をつくることに努めましょう。
たとえば職場でフォークリフトや工作機械などを運転するとき、迅速性や効率化を第一に目指すのではなく、安全確認を念入りにして、ゆっくり確実に動かすことを心がけましょう。
すばやいリフトの旋回や後退などに高齢労働者が対応できずに、構内で人身事故が発生する事例が少なくありません。
また、生活道路などで高齢者の側方を通行する場合や狭い交差点を通過するときには、高齢者が車を見落としていても対応できる速度や距離を保って慎重に走行するように努めてください。
高齢者に配慮した行動はすべて事故防止に役立ちます。今日はそのことを強く自覚してください。
(シンク出版株式会社 2020.7.1更新)
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