皆さんご存知のように、さる6月30日からあおり運転に対する罰則が厳しくなっていますが、警視庁では7月16日に東京都江戸川区に住むトラック運転者を全国で初めて「あおり運転」容疑で立件しました。
容疑は、6月30日午後5時半ごろ、江戸川区の環状7号線などで、軽ワゴン車に対し後方から車間距離を詰めてクラクションを鳴らし続け、交差点で曲がる際に割り込んで停止させたなどです。
あおり運転行為は約3分間にわたって継続し、車を停止させた後「降りてこい」「なんであおってんだ」などと男性を脅したということです。
トラックの運転者は、「合流の際に車間距離を狭められたと思い、カッとなってしまった」と容疑を認めているということです。
この供述をみると、軽ワゴン車が合流してくるトラックを入れさせまいと車間距離を狭めたのかもしれませんが、たったそれだけのことで「あおり運転」をするのかと思ってしまいます。
今回罰則が厳しくなったことで、容疑が認められれば運転免許取消しになり、最低2年間は免許が取得できません。そうすればトラック運転者としての職を失うことにもなりかねません。
カッとなってした運転行為が割の合わないことになりますので、あおり運転は絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2020.7.28更新)
好評いただいている小冊子「ドライバー失格!危険・迷惑運転」に、あおり運転の罰則強化の項目を追加した改訂二版を発売しました。また、2019年12月から施行されている「ながら運転」に対する罰則強化も詳しく解説しています。
「あおり」や「ながら」といった違反は企業イメージを大きく低下させてしまうため、対策の徹底が必要です。本書は普段の運転ぶりをチェックするところから始まりますので、従業員にもう一度運転行動を見直すきっかけを供与することができます。
ぜひ本書を活用いただき、交通安全意識の高揚にお役立てください。