さる9月26日午前4時50分ごろ、北海道苫小牧市で大型トレーラーが道路脇の駐車場に入ろうとして減速したところに、後ろから走行してきた乗用車が追突して炎上し、乗用車に乗っていた3人が死亡する事故がありました。
事故の現場は、片側2車線の見通しのよい直線道路で、乗用車がブレーキを踏んだ形跡がなかったことから、運転者が前方をよく見ていなかった可能性もあるということです。
事故が起きた時間帯は、いわゆる日の出30分くらい前ですから、薄っすら明るい程度の視界で、見えにくい状況だったのではないかと思います。
また、早朝の時間帯ですので交通量が少なかったと思いますし、片側2車線の見通しのよい道路ですから、運転者も油断していたのかもしれません。
そういう状況で、前を走行している車が左折のために減速しても、その動きがわかりにくいことがありますし、そのままのスピードで走行していくだろうと思い込んでいれば、前車の動きにあまり注視しないことがあります。
交通量の少ない見通しのよい道路でも、前車は駐車場などに入るために減速することがあります。前車がそのまま進んでいくと思い込まないでください。
(シンク出版株式会社 2020.10.7更新)
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。