政府のGoToトラベル・キャンペーンは利用者が1,000万人を超える勢いで、今後も利用者増が期待されています。
一時と比べて旅行意欲は高まっていますが、公共交通機関を避ける人もいて、マイカー旅行が盛んになっているようです。
そこで心配になるのが、慣れない長距離運転をしたときの疲労による居眠りやぼんやり運転の増加です。実際に行楽客と見られる乗用車などのセンターラインオーバーによる正面衝突事故が最近多発しています。
我が国では、主要国道でも片側1車線の道路が多いのですが、普段はトラックや商用車などの往来する産業道路で、カーブなどのすれ違いには結構神経をつかいます。そんな道路で、行楽気分により景色に脇見をして対向車線にはみ出したり、過密行程で無理をした運転者が居眠りをしてトラックなどと衝突する事例が増えています。
バイパス化・高架化されて信号が減ったため単調な道の続く国道があり、とくに運転者が睡眠不足などではなくても、運転者の集中力が続きにくく、居眠りや脇見などが起こりやすいとも言われています。
こうした道路は高速道路などと違って、中央分離帯やガードケーブルなどが設置されていないことが多いため、ちょっとした油断が正面衝突などの重大事故に結びつきやすくなっています。
警察は、こうしたバイパス化された国道では「沿線に複数ある道の駅などで積極的に休憩し、集中力を切らさないよう心がけてほしい」と呼びかけています。
(シンク出版株式会社 2020.10.13更新)
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