秋はクマの出没に注意しよう

 

 最近、北陸・東北地方でクマと車の衝突事故や観光客などがクマに襲われる事故が相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。

 

 さる10月16日午後3時前、新潟県長岡市で軽トラックが一般道路を走行中、クマが飛び出してきて衝突しました。そして翌17日午前4時35分ごろ、同県村上市の国道上で軽乗用車がクマに衝突しました。

 

 さらに17日午前8時過ぎには、同県三条市の市道上でも軽乗用車が体長1mほどのクマに衝突しています。

 

 また、18日午前10時20分ごろ、同県新発田市の観光施設を訪れていた男性が後ろからクマに襲われ、服を破られる事故がありました。

 

 秋田県では10月7日、クマに襲われた女性が死亡する事故が起こっていて、住宅地でも警戒が必要だということです。

 

 秋はクマが冬眠に備え食べ物を求めしばしば人里に降りてくることがあり、目撃情報が増える時期です。最近は目撃だけでなく実際にクマの被害が増加傾向にあります。クマの餌となる木の実が山で凶作な場合は、人間活動が活発な地域に出没する傾向が強まるとも言われています。

 

 「まさかこんな人里にクマはいないだろう」と思わずに、注意して走行しましょう。また、クマを目撃した場合は、直ちに地元の市町村役場か最寄りの警察署に連絡するようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2020.10.21更新)

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