道路外の駐車場や施設から車を出すとき、歩道の前で停止して左右の安全確認をしっかりとしていますか?
ともすると車道をやってくる車の有無に気をとられて、停止や歩道の確認がおざなりになることがあり、自転車や歩行者との事故を起こす危険が少なくありません。
さる、11月23日午前8時40分頃、北海道北斗市にある歩道で自転車に乗っていた男性(71歳)が、左側の駐車場から出ようとしたトラックにはねらて死亡する事故が発生しました。
トラックを運転していた会社員(47歳)の確認不足が事故原因とみられています。
歩道または路側帯を横切って道路外に出入りする場合は「直前で一時停止し、かつ、歩行者などの通行を妨げていはいけない」と道路交通法に定められています。つまり、一時停止して歩行者や自転車の存在を確認し、その通過を待つということが基本原則です。
ところが車道の交通が気になり、どうしても車道の方を見ながら出ようとして、歩道の確認をしないまま車体を前に進めてしまいがちです。こんなとき、歩道を走行してきた自転車がいると衝突してしまうことになるのです。
歩道等を横切るときは、歩行者や自転車が優先ということを今一度意識し、停止と確認を徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.11.26更新)
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