最近の報道で、栃木県警が夜間走行にあたってハイビームの使用を呼びかけるテレビCMを制作したというニュースがありました。
そこれまで県内で発生した死亡事故のすべてが、ロービームの車が起こしている背景があるということです。
県内で2015年~2019年に、夜間に発生した車と歩行者の事故で118人死亡していますが、ハイビームを使っていた車は1台もいませんでした。今年に入ってから10月末までに同様の事故で10人が死亡していますが、車はいずれもロービームでした。
また、今年10月に国道4号など県内7路線8か所で調査したところ、ハイビームを使うべき車両1,122台のうち使用していたのは156台で、使用率は13.9%にとどまっていました。
こうした結果をみると、夜間走行するほとんどの車がロービームで走行しており、そのために歩行者などの発見が遅れて事故を起こしている実態があります。これは栃木県内に限ったことではなく、全国的にも言えることだと思います。
夜間走行するときには、ヘッドライトを切り替えるのが面倒くさくてロービームのままで走行する車が多いのですが、先行車がいる場合や対向車が来てる場合を除いて積極的にハイビームを使用する運転を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.12.2更新)
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