さる1月26日、国土交通省ではバス・トラック運送事業者に対して、雪道では使用限度を超えた冬用タイヤの使用を禁止することを発表しました。
この使用限度を超えた冬用タイヤとは何かと言いますと、タイヤの表面にプラットホームが現れているかどうかなのですが、ドライバーのなかには「プラットホームって何?」という人は少なからずいるのではないでしょうか?
冬用タイヤは、タイヤの溝の深さが新品時の50%まで擦り減った際に、溝の一部がつながる部分が表面に現れる構造になっており、これをプラットホームと呼んでいますが、確認したこともないという人は結構いると思います。
タイヤメーカーでは、このプラットホームが現れたタイヤは冬用タイヤとしては使用限度を超えていて十分な性能を発揮できないので、推奨できないとしてきました。
雪道を走行するときに、プラットホームが現れたタイヤを使用しないというのは、バス・トラック事業者だけに限ったことではなく、他の事業者も同じことです。
雪道を走行前に、必ずプラットホームが現れていないか確認するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.2.5更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。