さる1月25日福岡県博多市の市道交差点で、40代男性が運転する軽ワゴン車が交差点で信号待ちをしていた車の右後部にぶつかり、そのまま右折レーンを速度を出して赤信号交差点に進入、左から発進してきた50代男性運転の軽乗用車や歩道上の歩行者などと衝突する事故を起こしました。
この事故で軽ワゴン車の運転者のみ重傷を負いましたが、幸い死者は発生していません。
なぜ赤信号に変わった交差点に進入したのか、疾病の影響なども考えられ詳細はわかりませんが、右折レーンがあって青色の矢印の出るこうした交差点では、矢印が消えて黄色になったタイミングでも無理に右折をしようとする車が少なくありません。
すでに交差点の中に入っていて右折寸前の状態であれば、黄信号の間に右折できるでしょうが、交差点から離れた位置で「右折できるかもしれない」と加速して途中で赤信号に変わり、交差点に入ったときは信号無視というケースがあります。
赤に変わった場合も全赤の時間帯があり、交差交通の車が気づいて待っていてくれれば右折できますので、無理な行動であるにも関わらず「速度を上げれば黄信号で右折できる」という誤った成功体験となります。
こうした危険な右折が習慣化すると、事例のような事故を起こす可能性があります。
右折レーンに近づいたときは青い矢印信号が出ていても、途中で黄信号に変わったら停止して交差点侵入をあきらめる習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2021.2.8更新)
免許取得時には覚えていたはずの道路交通法に定められたルールも、時が経つにつれ記憶があいまいになってしまい、自己流に誤って解釈したまま運転をしている人も少なくありません。
本テストはうっかり勘違いをしてしまいやすい安全運転のルールについて、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくことで、普段どれぐらい正しくルールを理解できているかを簡単に知ることができる自己診断チェックです。