さる2月17日午前7時40分ごろ、広島県福山市の信号機と横断歩道がないT字路交差点で、ボランティアとして児童たちの登校見守り活動をしていた男性(73歳)が、右折してきた女性(74)運転の乗用車にはねられて死亡する事故が起こりました。
運転していた女性の見落としが原因と思われます。
私たちもときどき、信号や横断歩道のない場所で子どもの横断誘導をしている姿を見かけますが、さほどの危険を感じないまま何気なく通過することが多いと思います。
しかし、こうしたT字路交差点などで右折する場合は、左側の確認に気を取られて進行方向の右を見ないまま右折する車が多く、しばしば右折先で歩行者などをはねる事故が発生します。
その危険をよく知っていたので、ボランティアの方は安全誘導をしていたのだと考えられます。
地域の安全に尽力していた方が交通事故の被害に遭われるとは、何ともやりきれない事故ですが、この教訓を忘れないことが大切です。
朝の登校時に安全誘導がなされている交差点などは、誘導者のいない時間帯でもそこが非常に危険な交差点であることを意識して、どんな危険が潜んでいるかを予測しながら通過する習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2021.2.25更新)
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