さる2月27日午後6時15分ごろ、名古屋市内の片側3車線の道路で、第2車線を走行していた乗用車が、いちばん左側の車線を走っていた路線バスを追い抜いて交差点を左折しようとして、バスの右前方に衝突する事故を起こしました。
この事故で、バスの乗客(24歳女性)が首に軽いケガをしました。
乗用車はバスを追い抜いてすぐ左折しようと進路変更をして、結局、走行中のバスの進路を妨害したものと思われます。
左折時はあらかじめ道路の左端に寄っておく必要があり、左側をバスなどが走行していたら、まず、その後方に進路を変更するべきです。
この乗用車は交差点の手前で急に左折を思いついた可能性があり、自分の都合を優先して無理な左折をすると、こういった事故に結びつきます。
また、こうした左折車を避けるためバスが急減速して何とか衝突を免れた場合でも、バスの車内で乗客が転倒する車内事故が発生する危険があり、無理な左折をした運転者は、非接触事故の加害者となりますので注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2021.3.4更新)
近年、高速道路で他の車をあおって停止させ事故を誘発したり、運転中スマートフォンを操作して重大事故を誘発するなど、「ドライバー失格」としか言いようのない行為が目立つようになり、取締りや罰則が極めて厳しくなっています。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと運転上の注意ポイントを解説しています。
このたび改訂2版を発行し、2020年6月30日施行の改正道交法に準拠し、あおり運転厳罰化(妨害運転違反の創設等)について収録しました。
セルフチェック欄を設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。今まさに、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。