重量物を積んだときは速度と操作に留意

 

 さる3月11日、神奈川県川崎市のT字路交差点で荷台にパワーショベルを乗せた2トントラックが、前を横切った対向車を避けようとしてバランスを崩し信号機に衝突、柱をなぎ倒してその反動で横転しました。

 

 事故のため信号機は完全に破壊されてしまいましたが、幸い、運転者の男性(39歳)が手に軽い怪我をしただけですみました。

 もし、歩行者などが巻き込まれていたら大惨事になっていたでしょう。

 

 パワーシャベルは小さいものでも重量が2トン近くある物が多いので、トラックの積載量ぎりぎりだった可能性があります。

 荷台に重機などを乗せると重心が非常に高くなり遠心力も大きくなりますので、車両は不安定となり、速度を十分に落とさないと右左折時やハンドルを切ったとき、バランスを崩す恐れがあります。

 

 重機を乗せているにもかかわらず、空車時と同じような速度でハンドルを切って避けようとして、信号柱にぶつかっていったことが推測されます。

 

 荷物の重さや重心によって車両の挙動に違いが生じるという特性をよく理解して、十分な危険予測と慎重な運転操作を心がけましょう。

(シンク出版株式会社 2021.3.15更新)

■運行管理者のための「指導・監督資料」決定版!

 貨物自動車向けテキスト「運行管理者のためのドライバー教育ツール」は、指導・監督の指針12項目にそった内容で編集されています。

 点呼時や安全教育の機会をとらえて、12項目について簡潔に指導できるようにイラスト中心とした内容になっています。

 

 言葉だけでは伝わりにくい安全運転の知識や注意事項も、イラストがあればより具体的に危険ポイントをイメージすることができます。また、付属の教育記録簿を使用すれば、そのまま指導・監督の記録として保存できます。

 

 初任運転者の社内指導用に整理した「指導項目用紙」と「安全運転者実技の添乗指導項目用紙」も添付しています。

 

【詳しくはこちら】

 

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

10月30日(水)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。