さる2月7日午後4時5分ごろ、広島県庄原市内で無免許で飲酒をした18歳の少年の運転する車がセンターラインをはみ出して、対向車線を走行してきた軽乗用車と衝突し、乗っていた高齢の夫婦2人を死亡させる事故がありました。
この事故で、少年の母親が息子が酒を飲んでいることを知りながら、ガソリン代を渡したり、警察官による取り締まりを逃れるための道を教えるなどしたとして、無免許・飲酒運転を手助けした疑いで、書類送検されました。
この事例に限らず、家族や友人、知り合いが酒を飲んで運転しているのを知りながら、黙って見て見ぬふりをする人は少なからずいると思います。
そういう人は、自分が飲酒運転をしているのではないからと、あまり深刻に考えていないかもしれませんが、飲酒運転を容認した結果は重大であることを知らなければなりません。
この事例で考えるなら、もし母親が息子の飲酒運転を止めることができたら、高齢夫婦2人は死なずに済んだはずです。
そういう意味では、知り合いの飲酒運転を見て見ぬふりをして、その人が死亡事故を起こしたら、人を死亡させることに加担したことに他なりません。自分の知り合いが飲酒運転をするのを見かけたら、絶対に見て見ぬふりをしないでください。
(シンク出版株式会社 2021.3.16更新)
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指導:金光義弘(川崎医療福祉大学特任教授)