さる4月2日、台湾で列車脱線事故が発生し、50名もの命が失われました。重傷者も多く、台湾では史上最悪の事故と言われています。
この事故の主原因が、線路脇から自然発車して滑り落ちていた工事用トラックにあることが判明し、駐車ブレーキのかけ忘れかブレーキ故障が考えられ、警察の捜査が続けられています。
日本でも昨年、駐車ブレーキが甘かった軽自動車が坂道をバックして踏切に侵入し電車と衝突した事故が発生し、朝礼話題で紹介しました。
こうした事例を他人事と思うのではなく、運転者の一瞬の油断が取り返しのつかない大惨事に結びつく危険性を改めて自覚していただきたいと思います。
「坂道に車を止めて車から離れるのは非常に危険である」ということを再度認識しましょう。
なるべく坂道には車を止めないことを習慣として心がけ、どうしても止めざるを得ない場合は駐車ブレーキと車輪止めをしっかりとかけてください。
(シンク出版株式会社 2021.4.12更新)
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