さる4月14日午後4時50分ごろ、京都市北区の片側1車線道路のカーブを走行していた乗用車が対向車線にはみ出し、中型トラックに衝突する事故がありました。
この事故で、運転していた男子大学生は左脚を骨折し、乗用車の助手席にいた男子大学生も右手を骨折しましたが、命に別状はありませんでした。
しかし、後部座席にいた男子大学生が死亡し、同じく後部座席にいた男子大学生も意識不明の重体となっています。
同じ車に4人が乗っていて、前席にいた2人が骨折で済んでいるのに対して、後席の2人は死亡したりと意識不明の重体になっているというダメージの差をみると、明らかにシートベルトの着用に差によるものだと思います。
全国のシートベルトの着用率をみると、運転者と助手席同乗者は高速道路、一般道ともに100%に近いのですが、後部座席になると高速道路で約76%、一般道では約40%しかありません。
後部座席は、シートベルトを着用しなくても安全が保たれるような感覚を持っている人が多いのですが、車の座席のなかで安全な席はどこにもありません。後部座席に乗ったときも、必ずシートベルトを着用するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.4.19更新)
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