さる4月10日午後5時5分ごろ、横浜市内の信号機がない交差点を走行していた乗用車が、横断中だった小学2年の女子児童をはね、重傷を負わせる事故がありました。
乗用車を運転していた女性は、「女の子が止まってくれたため、大丈夫だろうと思い、直進した」と供述しているということですが、この供述をみていると、横断歩道を渡ろうとする人に対する配慮がまったくみられません。
道路交通法には、横断歩道に近づいたとき横断しようとしている人がいるときには、手前で一時停止して道を譲らなければならない、と定められています。
ですから、横断歩道の近くに女の子がいるのに、一時停止しなかったというのは、まったく道を譲る気がなかった、ということを自ら言っているようなものだと思います。
横断歩道の手前で止まる気持ちがないと、女の子が出てこないと自分勝手な思い込みが生じますので、当然女の子の動きを見ずに横断歩道を通過することになります。
いずれにしても、信号機のない横断歩道に近づいたときに、近くに人がいたら、止まるような仕草を見せても確実に一時停止をして進路を譲るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2021.4.20更新)
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