車を運転して交差点を直進しようとするとき、交差点内に右折車が待機していることがありますよね。
そんなとき、ほとんどの人は直進車が優先なので自分が通過するまで右折車が待ってくれると考えており、そのままのスピードで通過して行くことが多いと思います。
ところが、自分が交差点に近づくまでに少し距離がある場合には、どうでしょうか?
「ひょっとして、右折車は先に右折してくるかもしれない」と考えるのではないかと思います。
そのとき、先頭の右折車の動きに注意していますので、強引に右折して来てもさほど驚くことはないと思いますが、その後ろの2台目の車はどうでしょうか?
交差点までの距離にもよりますが、さすがに2台目は待ってくれると考える人が多いと思います。
しかし、右折待ちの車のなかで2台目も強引に右折してくることがあり、待ってくれると考えて漫然と運転していると、対処できないこともあります。
交差点直進時、右折待ちの車がいるときは強引に右折してくるかもしれないと考えて、スピードを落として近づきましょう。
(シンク出版株式会社 2021.5.21更新)
交通事故には、交差点右左折時や進路変更時、バック時、夜間の歩行者横断時など典型的な事故パターンが存在します。
それぞれのパターンには事故を起こしやすくする危険要因が存在するため、あらかじめ危険要因を理解して行動することができれば、事故の確率を飛躍的に減らすことが可能になります。
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