2021年(令和3年)秋の全国交通安全運動の推進要綱が発表されています(中央交通安全対策会議交通対策本部決定)。
運動の実施期間は、9月21日(火)~30日(木)の10日間で、運動期間最終日の9月30日は、「交通事故死ゼロを目指す日」となっています。
依然として歩行者の交通事故被害が目立っています。運動の重点項目には
「子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保」が第一に掲げられ、横断歩道などでの一時停止と安全確認を励行し、歩行者の安全確保を図ることが強調されています。
事業所では通勤のマイカー・バイク、自社の営業車両が不用意に生活道路を走行したり、歩行者の多い場所で無理な運転をしないように指導しましょう。
やむを得ず生活道路や学校・施設の近くなどを走行する場合は、どのような危険があるのかヒヤリマップなどでチェックして危険を周知しておくことが大切です。
とくに薄暮時は早めにライトを点灯し、歩行者や自転車の発見に努めることを指導しましょう。
なお、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、交通安全教室などを企画した場合、大人数で密集したり閉鎖空間での講習は避け、換気に配慮して全員のマスク着用を徹底しましょう。
※全国交通安全運動の推進要綱(内閣府)は、こちらを参照
◆運動の実施期間
2021年9月21日(火)~30日(木)
◆交通事故死ゼロを目指す日
2021年9月30日(木)
◆運動の全国重点
※令和3年の「全国交通安全運動ポスター・チラシ」は 内閣府のWEBサイト から自由に
ダウンロードして利用できます。
【参考───職域における実施要領】
↑内閣府作成による交通安全運動チラシ
交通安全運動期間中は交通安全に対する運転者の意識が高まる時期です。事業所で交通事故防止の取組みを展開する絶好のチャンスです。
ただし、漠然と「安全運転をするように」とか「防衛運転をするように」と一方的に指示したり、ポスターを掲示するだけでは従業員の安全運転意識が向上しません。
交通事故を防止するためには、従業員自らが交通事故のリスクの大きさを理解したり、自身の運転の弱点に気づくことが大切です。シンク出版では、一歩進んだ交通事故防止教育教材を取り揃えておりますので、ぜひご活用いただき、交通事故防止にお役立てください。
※オンライン研修、リモート研修には「自己診断型・教材ツール」の活用を!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、交通安全運動時の安全講習も多数の運転者を一堂に集めて行う形式を控えることが求められています。
このため、次善の策として運転者個々に「自己診断テスト」や「セルフチェックツール」などを送付したり、ネット上で利用させて自己チェックを促し、管理者へはメールによって報告しそれに対して個別指導を行うなどの形態で教育活動を実施している事業所が少なくありません。
シンク出版株式会社の書籍と自己診断テストはデータ利用が可能になっています。
経済活動の復調とともに交通量が増加し、交通事故が多発している地域がありますので、ぜひ、指導形態を工夫して、安全指導に努めてください。
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