暑い日が続きます。構内や駐車場でバックするとき、炎天下に降りて確認をするのもイヤになりますね。
しかし、暑さで頭がクラクラしているときは、思わぬ確認ミスをすることがありますので安全確認は念入りにしましょう。
狭い場所でバックにして駐車するときや、構内などで車を切り返して方向を変えるとき、焦って行動すると歩行者などを見落とす恐れがあります。とくにトラックや大型のワゴン車などを動かしているときは要注意です。
他の車やフォークリフトなどがいる場所では、大きい車ほど位置取りが難しくなります。他車の間隙をぬって車を止めようと切り返したりしていると、どうしても確認がおざなりになりがちです。自車の車体が大きいので、周囲に迷惑をかけたくないという心理が働き、余計に操作を焦ることもあります。
こんなときミラーだけ見て操作したり、車がバックしていく方向を見るのが遅れて先に動かしてしまうと、車体の後ろにやってきた歩行者などをひいてしまう恐れがあるのです。
はやる気持ちをおさえて、必要な場合は降車してでも一つ一つ安全を確認しながら車体を動かしてください。
(シンク出版株式会社 2021.7.27更新)
駐車場や構内では思わぬ事故が発生することがあります。
駐車場などでは、「見える危険」だけでなく「見えない危険」も予測して運転することで、事故のリスクを減らすことができます。
本冊子は、駐車場や構内の倉庫といった5つの場面を見て質問に答えることで、それぞれの駐車場・構内において「見える危険」「見えない危険」をどれだけ把握できているかがチェックできます。また、自分自身の運転の危険性についても気づくことができる教育教材です。