コロナ禍が続き全国の感染者は昨年同時期より大幅に増加していますが、今年は海水浴場やキャンプ場などが全国で開設され、子どもたちにとっては夏本番です。
また今夏は朝の「ラジオ体操」を再開させた地域が多く、公園などの会場に向かう子どもの姿が見られます。
早朝のラジオ体操の行き帰りに事故にあう恐れがありますので、朝早くから車を動かす人は注意しましょう。
さる7月28日午前6時半ごろ、秋田県横手市の県道でラジオ体操の帰りに道路を横断しようとした小学3年生(8歳)の男の子が、男性会社員(73歳)が運転する軽トラックにはねられ頭蓋骨骨折の大けがをする事故が起こりました。
現場は片側1車線のゆるい左カーブで横断歩道はなく、道路を横断しようとした男の子の発見が遅れたとみられています。
普段は横断歩行者がめったにいない道路で、しかも早朝となると油断しがちですが、朝の散歩やラジオ体操などで子どもが歩いていることを予測し、慎重に走行しましょう。
とくに幼児や低学年の児童がいるときには、飛出しなどを警戒してください。
(シンク出版株式会社 2021.8.2更新)
本書は金光義弘氏(川崎医療福祉大学名誉教授・NPO法人安全と安心 心のまなびば理事長)が長年の研究と実践で培った知識と経験をもとに、現在の交通問題について50の提言をまとめた1冊です。
提言は、リスクマネジメントや危機管理体制の基本、これからの交通社会を担う子どもの安全教育まで、幅広いジャンルを紹介しています。交通問題解決の指針に触れることができる一冊です。