トラックやマイクロバス、大きなワゴン車などを運転するときは、とくに道路の高さ制限に注意する必要があります。
ときどき、制限表示が自分の車の車高より少し高い程度で、「通過できるかな?」と不安になることがあります。
そんなときには、念のため手前で停止し降りて高さを確認するか、別の道を選択した方が賢明です。
さる8月25日、静岡県浜松市は今年3月に高さ制限の誤表示のためトラックが高架下ゲートに衝突した事故があったと発表しました。
事故が起こったのは県道の高架下ゲートで、高さ制限3mと表示していましたが実際の高さは2.8mであったため、高さ2.9mのトラックが衝突しました。
トラック運転者は10cmの余裕があるので、通過できると判断したと思われます。
浜松市では誤りを認め、余裕をもたせて2.7m表示に変更したということです。また、市内161箇所の高さ制限表示を点検し、他に誤表示はなかったとも報告しています。
自治体がこうした表示を常に点検しているわけではなく、事故が起こるまでなかなか誤りに気づかないことがあると考えられます。また、自車の車高を正確に覚えていなくて勘違いし、ギリギリ大丈夫と思った場所で衝突する恐れがあります。
ですから自衛のためにも、高さギリギリの場所は避けて、十分に余裕のある高架下を通行するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2021.9.6更新)
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