さる10月5日午前11時前、北海道旭川市内の駐車場から国道に左折で出ようとした大型トレーラーに、歩道を歩いていた男性が巻き込まれ死亡する事故がありました。
道路脇にある駐車場から左折して道路に合流することがよくあるのですが、その際に左側の歩道からくる歩行者や自転車と衝突する事故が少なくありません。
その原因の一つは、道路に合流する際に右側から来る車が気になりますので、左側の安全確認が疎かになることです。
右から走行車両が来ていなければ、そんなに焦らずに合流していくことができるのですが、頻繁に車が来てる状況では一台の車が通過した後、次の車が来るまでの隙をねらって合流することになりますので、どうしても左側の安全確認を忘れてしまったりするのです。
こうした安全不確認の傾向は、「早く合流したい」といった先急ぎの心理にとらわれるほど顕著になりますから、焦って合流しないようにすることが大事です。
わずかな時間を急いで事故を起こせば、元も子もありません。少し待てば信号などで右側からの交通の流れが完全に止まる時があります。そこまで待つようにすれば余裕を持って合流できます。
そのときも、左側から来る歩行者や自転車の存在を忘れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.10.8更新)
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