さる10月20日午後8時半ごろ、北海道釧路市の市道を歩いていた高齢女性が、走行してきた乗用車にはねられ、死亡する事故がありました。
現場付近では、事故当時雨が降っていて視界が悪い状態だったということで、乗用車を運転していた男性会社員は「女性を見落とした」と話しているということです。
車を運転していて、夜間で雨が降っているときほど運転しにくいことはありません。
夜間は視認性が悪化して、ライトの照射範囲以外は見えにくいことに加えて、雨が降っているとワイパーの作動範囲以外は雨滴がついて見えにくくなるからです。
また、路面に溜まった水にヘッドライトなどの光が乱反射して、路面標示が見えにくくなるなど、交通環境の悪化も一因です。
反対に、歩行者なども傘を差して歩いており、傘のために近づいてくる車に気づかない、あるいはザアーザアーと降る雨音が邪魔をして、走行してくる車のエンジン音が聞こえないこともあります。
雨の日の夜間に車を運転する場合には、ひょっとして歩行者がいるかもしれないと考えて慎重な運転をしてください。
(シンク出版 2021.10.26更新)
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