以前は、路上のいたるところに違法駐車車両があり、一車線を丸ごと塞いでいることも珍しいことではありませんでした。
しかし、平成18年に駐車監視員制度が始まってから違法駐車車両はかなり少なくなりましたが、それでも全くなくなったわけではありません。
違法駐車車両は、緊急車両などの通行を妨げるだけでなく、事故を誘因することもあります。駐車車両が関係する事故には、大きくわけて2つのパターンがあります。
1つは、後続車が駐車車両と衝突する事故です。
最近では二輪車が駐車車両に追突するパターンが多くなっています。二輪車のライダーは比較的近くの路面を見て走行することが多く、遠くの駐車車両の発見が遅れるためです。
2つめは、駐車車両は死角を作りますから、駐車車両の陰から出てきた歩行者や自転車などの発見を遅れ、衝突するパターンです。とくに、横断歩道の手前などに止めている車は、横断歩道付近にいる歩行者などを隠しますので大変危険です。
短時間の駐車なら大丈夫だろうと安易に考えがちですが、その間に事故を誘因することもあります。
たとえ短時間の駐車であっても、絶対に違法な駐車をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.11.2更新)
今年も、「2022トラック運行管理者手帳」と「2022バス運行管理者手帳」を好評発売中です。運行管理者の皆様は、ぜひ、お早めにお申し込みください。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示・通達の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。