さる11月5日午前5時50分頃、大阪市住吉区を走行していた乗用車が歩いて横断していた女性をはねそのまま逃走したとして、翌6日運転していた男性が逮捕されました。
男性は仕事に向かう途中で、「慌ててブレーキを踏んだが間に合わなかった。任意保険に加入していないから逃げた」などと供述しているということです。
ご存じのように、自動車保険には法律で必ず加入しなければならない強制保険(自賠責保険)と、運転者などが任意で加入する任意保険の2種類があります。
自賠責保険で損害賠償できるのは人身事故に限られ、死亡による損害が最高3,000万円、後遺障害による賠償が最高4,000万円と賠償額も限度があります。
最近では、1億円を超える損害賠償額も珍しくはありませんので、自賠責保険だけで十分な賠償ができるとは限りません。
自賠責保険で賄われない損害は、当然自分で支払わなければなりませんので、相当な金額を自腹で賠償することになりかねません。
どんなに気をつけていても、絶対に事故は起きないとは言えません。万一のことを考えて、必ず任意保険に加入しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2021.11.10更新)
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