交通死亡事故は減少傾向にあるとはいえ、依然としてかけがえのない命が交通事故によって失われ続けています。
11月の第3日曜日=11月21日は「世界道路交通被害者の日」という国際デーでした(※World Day of Remembrance for Road Traffic Victims=世界道路交通犠牲者の日、という訳もあります)。
この日の前後は、世界中の多くの国・地域で交通事故・交通公害防止の活動が行われます。日本では残念ながら国や公共団体の働きかけはみられないのですが、交通事故被害者の団体では活動を行っています。
今年の活動では、行動目標として特に交通速度を低下させることにスポットライトを当てています。低速=目安として時速30キロ以下=の走行は、多くの死者や重傷者の発生を防ぎます。
フランスではパリ市内の規制速度を原則として30キロ以下に制限する措置を今年8月から実施しています(自動車専用の環状道路等は除く)。歩行者や自転車の安全を確保し、大気汚染や騒音を抑えるためとしています。
事故が減少傾向にあっても、決して危険が解消されているわけではない事実を自覚して、事故で亡くなったり社会的生生命を絶たれた犠牲者に心を寄せ、とくに生活道路では「時速30キロ以下」の低速走行に努めましょう。
(シンク出版株式会社 2021.11.22更新)
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