最近のニュースを見ていると、交通事故を起こしたにもかかわらず、負傷者の救助活動をせずにその場から立ち去り、その後逮捕されるケースが多く見られます。
その際、言い訳をしたり容疑を否認しているのですが、どれもひどい内容ばかりです。
たとえば、左折時に大型バイクと衝突してケガをさせた男性は、「バイクとぶつかったが逃げたつもりはない。相手もいなくなっていた」
交差点付近で歩行者をはねて死亡させた女性は、「何かに当たったが人だと思わなかった」
歩行中の女子中学生をはねた女性は、「道路のポールに当たった。人ははねていない」等々です。
事故を起こして相手にケガをさせたとき、もし早急に救急車を呼んで治療に当たれば助かる可能性が高くなります。しかし、救助しないでその場から立ち去ると、それだけ治療が遅れますので、助かる可能性は低くなり、死亡することになるかもしれません。
万一、交通事故を起こした場合、まずしなければならないことは負傷者の救助です。負傷者を置いて立ち去ることは絶対にしないでください。
ひき逃げは、重大な犯罪であることを肝に銘じておきましょう。
(シンク出版株式会社 2021.11.26更新)
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