さる12月2日午後4時半ごろ、広島県福山市のコンビニの駐車場でバックしていた普通乗用車が、近くを歩いていた2歳の男の子と衝突し、男児が重傷を負う事故がありました。
コンビニ駐車場でバックするとき、他の交通場面に比べて事故のリスクが一段と高くなりますので、慎重な運転が必要になります。
まず注意したいのは、コンビニに買い物にくる客の動きです。駐車場内という安心感があるのだと思いますが、他の車の動きに注意せずに危険な行動をしがちです。
この事例のように、子どもの場合は身長が低いので、となりに停車している車の陰に隠れて発見しにくく、見えていても予測不能な行動をしがちですので、とくに注意が必要です。
また、バックする運転者も進入方向ばかりに意識が向き、左右から近づいて来る歩行者などを見落とすことがあります。
とくに、サイドミラーやバックモニターだけに頼ってバックしていると、横から出てくる歩行者などは発見が難しくなります。
コンビニ駐車場でバックするする場合には、車に乗り込む前に周囲の状況をよく見て、子どもなどがいないかを確認することが重要です。
そして、一気にバックするのではなく、目視で周囲の安全確認をしながら人が歩くくらいのスピードでゆっくりとバックしてください。
(シンク出版株式会社 2021.12.9更新)
運行管理に必要不可欠な情報を網羅した実務手帳である「2022トラック運行管理者手帳」と「2022バス運行管理者手帳」を好評発売中です。運行管理者の方はお早めにお求めください。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示等の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。