さる12月6日午前1時半ごろ、北海道岩見沢市のJR函館線の踏切で、貨物列車と踏切内に止まっていたRV車が衝突し、運転していた男性が列車と車の間に挟まれて死亡する事故がありました。
RV車は、遮断機が下りた踏切に進入したとみられていて、貨物列車の機関士は、「発見したときには車の外に出ていて手を振っていた」「ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと話しているということです。
遮断機が降りた踏切内に無理に進入して事故になるケースをみてみると、渋滞していて強引に踏切に進入したり、先を急いでいて踏切で待たされる時間を惜しんで、遮断機が降りているのに進入した、などの理由があります。
しかし、今回事故が起きた時刻をみると、深夜の時間帯で車の運転者が急ぐような状況ではないので、なぜ遮断機が降りているのに無理に踏切に入っていったのかわかりません。
ひょっとすると、深夜なので列車が通過すると思っておらず、遮断機が降りていることをあまり深く考えずに、通過しようとしたのかも知れません。
深夜でも、貨物列車は運行しています。踏切通過時に遮断機が降りていれば、絶対に踏切に進入しないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.12.14更新)
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