歩道橋や道路をまたぐ施設を工事している際に、工事中も道路は通れるものの、高さ制限などが変更になっている場合があります。
さる12月4日午前6時40分ごろ、兵庫県尼崎市で大型トレーラーが歩道橋に設置していた工事用の足場に接触して足場が崩れ、しばらく周辺の道路が通行止めとなりました。幸い、けが人はいませんでした。
通常、この歩道橋の底の部分と道路までの高さは4.1mありましたが、事故当時は補修工事のため30cmほど低くなっていたということです。
現場には新しい高さ制限値3.8mが大きく表示されていましたが、トレーラーの男性運転者は「先週も通った。低くなっていることに気がつかなかった」と言っているということです。
以前に通れたから大丈夫と考え、さほど注意を払うこともなく通過したようです。高さ制限の標識を見たとしても、変化していること自体には気づいていなかったのでしょう。
年末は、いろいろな場所で工事をしていることが多いので、道路状況の変化に注意して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2021.12.22更新)
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