さる12月20日午後3時40分ごろ、岐阜県美濃加茂市の東海環状自動車道のトンネル内で停止していたワゴン車に大型トラックが追突し、ワゴン車は前にいた中型トラックに追突するなど3台が絡む事故がありました。
事故の現場は、片側1車線の非分離区間となっており、故障して対向車線からはみ出した車がいたために、それに気づいた中型トラックとワゴン車が停車したところに、後続の大型トラックが追突したものです。
高速道路のトンネル内に故障などで停止している車に、後続車が追突する事故が後を絶ちません。
トンネル内は暗くて視界が悪く、後続車から停止車を見つけるのが非常に難しいうえに、見つけてもスピードが出ているために停止することができないことが主な要因となっています。
とくに、事例のような片側1車線の「非分離区間」では、前方に車が止まっていると、隣車線に避けることができませんので、追突するリスクが高くなります。
「非分離区間」を走行中にトンネルに進入する場合には、スピードを落として前車との車間距離をとっておきましょう。
(シンク出版株式会社 2021.12.27更新)
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