さる1月22日午前9時ごろ、北海道江別市の国道を走行していた軽乗用車が追突事故を起こし、警察官が運転者から酒の臭いがしたため呼気の検査をしたところ、基準値の約2倍のアルコールが検出されたため酒気帯び運転の現行犯で逮捕されました。
車を運転していた男性は「二日酔いで酒が残っているのは認識していた」と話しているということです。
前の晩に飲んだ酒が朝まで残っていて、そのまま朝出勤などで車を運転していて、「酒気帯び運転」で摘発されるケースが少なくありません。
そういう人は、翌朝車を運転する予定があるにも関わらず、朝までアルコールが残るほど飲んでいるということであり、運転者としての自覚が足りなさ過ぎます。
朝起きて、少しアルコールが残っていると感じても、飲み終わってから時間が経っているので、車を運転しても許されるような感覚を持っているのかもしれませんが、二日酔いでも「酒気帯び運転」に変わりはありません。
夜遅くまで多量のアルコールを飲むと、朝までアルコールが抜ける訳がありません。万一、朝起きて二日酔いを感じたら、絶対に車を運転しないようにしてください。
(シンク出版 2022.1.31更新)
近年、飲酒による交通事故は減少傾向にはあるものの、いまだ根絶に至ってはいません。
飲酒運転を防止するためには、まずアルコールについての正しい知識を身につけることが大切です。
本作品では、「自分は大丈夫」と思い込んで飲酒運転をしてしまいがちなケースを2例取り上げ、専門家の解説を交えながら、アルコールが運転に及ぼす影響について説明します。
〈制作協力:国立病院機構久里浜医療センター、特定非営利活動法人ASK〉