さる2月7日午前7時半すぎ、群馬県伊勢崎市の信号のない交差点を走行していた軽自動車が、登校途中の15歳の男子高校生が乗った自転車と出会い頭に衝突する事故がありました。
現場の交差点は、住宅街にあり一方の交差点の角には住宅の塀があって見通しが悪いのですが、一方は建物などはなく見通しがよい状況でした。
信号のない交差点を走行するときに、この事例のように片方は家屋の塀があって、もう一方は田んぼや畑で見通しがよいという交差点があります。
こういう場所では、見通しのよい一方の安全確認をしたら「何も来ていない」と思い込んで、無警戒に交差点に進入することが少なくありません。
とくに、いつも走行している道路で通行量が少ない道路では、こうした思い込みが起こりがちですので注意が必要です。事故が起きた時間帯は、学校に向かう自転車や歩行者などいる通学時間であり、自転車などが飛び出してくることがあります。
片方だけ見通しのよい交差点を通行するときは、安全確認をしたつもりにならずに、見通しの悪いほうから自転車等が出てくることを予測し、スピードを落として走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2022.2.9更新)
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