道路を走行中に、路地から自転車が飛び出してきてヒヤリとした経験は誰でもあるでしょう。
バイクや乗用車が停止せずに出てくることもありますが、自転車が止まらないことのほうが圧倒的に多いと思われます。
さる2月15日午後1時20分ごろ、千葉県野田市の信号のない交差点で左から横断してきた自転車と直進トラックが出会い頭に衝突し、自転車に乗っていた女性が頭を打って重体となる事故が発生しました。
トラックの運転者は「自転車が来ていたのはわかっていたが横断してくるとは思わなかった」と述べていますので、危険予測が甘かったということになります。
交差点に一時停止標識があって「自転車は止まるべきだ」と思ったのかも知れませんが、たとえ停止標識があっても自転車は停止しないことが多いと考えておく必要があります。
自転車に乗る人のマナーが悪いこともさることながら、交通参加者として安全教育を受けていないため、自分の行動が及ぼす危険に気づいていない人が多いと思われます。
さらに、自転車は止まるとき足を地面につけなければならないので面倒だと感じ、「何とか止まらずに行きたい」「車が減速してくれるのでは」と期待して、止まらない人が多いのです。
自転車の特性を頭に入れ、自転車は「止まらない」と予測する習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2022.2.22更新)
本テストは、6つの運転場面をイラストで見て、自身が「危ない」と思う危険要因を答えることで、自分自身の危険に対する感受性を診断していただくことができる一般ドライバー向けの自己診断テストです。
診断では、右折時・左折時・後退時といった3つの交通パターンにおける危険感受度と、3つの危険要素に対する危険感受度の2つの軸から、危険に対する感受性の度合いを知ることができます。