春の全国交通安全運動実施期間中の4月10日正午ごろ、新潟県見附市長が私用で運転していた車が停止した前車に追突する事故がありました。
前を走行していた車が信号のない横断歩道で停止したのですが、市長の車は停止車に気づくのが遅れ、追突したということです。
最近、信号のない横断歩道での一時停止率の低さが問題となっていますが、一時停止した前車に追突するというのは、なんとも皮肉な感じがします。
事故の詳しい原因はわかりませんが、根本的な原因は、通常は止まる場所でもないところで停止する車の存在を予測していないことにあるのではないかと思います。
たとえば、交差点でもない場所で右折する車は道路中央付近に停止することがあり、ボンヤリと運転していると追突しそうになることがあります。
信号のない横断歩道でも同様で、付近に横断歩行者などがいれば、前車は一時停止をする可能性がありますが、予測していないと追突のリスクが高まります。
自分はいつも通過しているので、前車も通過していくだろうと考えて漫然と追従しないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.4.14更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
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