皆さんは、コンビニエンスストアなど道路外の駐車場から車道に戻るとき、歩道の手前で一時停止して左右を確認する習慣をつけていますか?
車道をやってくる車がいないか確認するため右側を見て、車が来ていなかったらそのまま左側の確認を忘れて、車道に出ていってしまう車がときどき見られます。
このとき、左から歩道上を自転車などが来ていると、衝突する危険があります。
さる4月19日午後1時半ごろ、岡山市の道路沿いにあるコンビニエンスストアの駐車場から車道に出ようとした大型ダンプカーが歩道をやってきた高齢者(85歳)の乗る自転車と衝突し、高齢者が死亡する事故が発生しました。
ダンプカーの運転者(29歳)は歩道をよく確認しないまま駐車場から出たものと思われます。
狭い道から広い道に合流するときも同様の見落としをしがちですが、こうした交差点では歩道が切れているので自転車も警戒します。コンビニの前などを走行する自転車は出てくる車が止まってくれると思いこんでいることが多いので、安全確認を念入りに行う必要があります。
歩道を横切るとき一時停止をして歩行者等を優先するのは道路交通法上の義務であることを再認識しましょう。
駐車場などから出入りする際、漫然と歩道を横切っていて事故を起こしていない人は、歩行者や自転車がいなかったか相手が待ってくれたなど、今まではたまたま運がよかっただけです。いずれ衝突事故を起こしますので反省してください。
(シンク出版株式会社 2022.04.25更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説しておりますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。