さる4月20日午後2時半ごろ、札幌市西区の信号機のない交差点で、自転車に乗っていた小学5年生とワゴン車が出会い頭に衝突し、小学生が死亡する事故がありました。
事故の現場は、住宅街の片側1車線道路で、見通しが悪く、自転車側に一時停止の標識があったということです。
交通事故を相手との関係で考えると、対象が工作物や駐車車両への衝突する場合は、これらには意思がありませんので回避してくれません。ですから、回避できるのはドライバーのみで、事故の原因はすべてドライバーにあります。
ところが、相手が人や車の場合には、どちらかのドライバーか人が回避行動をとれば、防ぐことができる事故も少なくありません。
今回の出会い頭事故の場合も同様です。ドライバーか小学生のどちらかが回避行動をとっていれば防ぐことができたと思います。小学生側に一時停止があったのですが、交差点に出てきた以上、事故を回避するには優先道路を走行しているドライバーしかありません。
ですから、優先であっても「相手が止まるだろう」などと安易に考えるのではなく、自転車の飛出しを予測してスピードを落とすなど慎重な運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2022.4.26更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
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