さる4月22日、埼玉県川口市の狭い交差点を直進していた電動キックボードが、右折してきた車と衝突する様子がニュースで放映されていました。
電動キックボードに乗る男性のヘルメットに付けられたカメラの映像なのですが、交差点に差しかかった瞬間に対向車が止まる様子もなく右折してきたものです。
事故の原因は分かりませんが、右折したドライバーが電動キックボードを見て、自転車と同じスピードと判断して先に右折できると思ったのかもしれません。
公道を走行できる電動キックボードは、スピードは自転車よりも速く、制動性能や旋回性能などはバイクよりも劣るなど、一般的には走行性能は自転車以上でバイク未満であると言われています。
またタイヤが小径であるために、路面の凸凹や段差などに影響を受けやすく、立ち乗りのため重心が高く不安定な走行になりがちという一面があります。
今まで、交通場面のなかで電動キックボードを目にする機会が少ないので、交差点を右折するときなどスピードを見誤らないようにしてください。
電動キックボードを目にしたら、意外とスピードが出ていると思って慎重な運転を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2022.4.28更新)
トラック運送事業の運行管理者の皆さんに好評を博してきた「運行管理者のためのドライバー教育ツールpart4」が絶賛発売中です。
貨物自動車運送事業の運転者に対する指導・監督の指針12項目に準拠した教育資料が満載です。
今回も、運転者用資料と管理者用資料に分かれてイラストと図解を中心に展開しています。すべて新しい内容のものですので、パート1から3までご購入いただいた皆さんもぜひご利用ください。
また、今回は巻末資料として初任運転者向けの資料が充実しています。指導用記録簿や添乗指導項目等を掲載しましたので、新入運転者教育にご活用ください。