さる5月18日朝8時10分頃、大分県別府市のバスセンター内を走行していた路線バスが、左前方を歩いていた女性と接触する事故がありました。
バスの運転者は、「巻き込み確認などを行っていたところ歩行者が進行方向を変えたことに気付くのが遅れた」などと話しているということです。
歩行者がどのように進んでいて引き返したかは、はっきりとしないのですが、横断歩道などで目の前を歩いて歩行者が急に方向を変えて反対方向に向かうことは珍しいことではありません。
つい先日も、横断歩道を左から歩いて来た女性が通り過ぎるのを待っていました。目の前を通り過ぎたので発進しようとしたところ、急に方向を変えて戻ってきたのでビックリしました。
女性が通り過ぎた直後に急いで発進していたら、衝突していたかもしれません。横断歩道などで目の前を歩行者が歩いていて、通り過ぎたと思ってすぐに発進するのは危険です。
急に方向転換しても対処できるように歩行者の動向をチェックしてから発進してください。
(シンク出版 2022.5.25更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
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