7月は、気温や湿度が高まり、運転者の疲労が倍加するだけでなく、レジャー運転の車が増えるので、神経を使う機会が増えます。
運転者の疲労・ストレスに配慮して指導してください。
また、コロナ禍の制限が少なくなり様々な車が運転していますので、高速道路などでは他車とのトラブルに注意する必要があるでしょう。
健康面では夏の訪れからビールなどで喉を潤す機会が増えます。飲酒運転の防止も重要ですが、家飲み習慣のついた従業員が、アルコール依存症やアルコール過剰摂取による健康障害に陥らないよう、適度な飲酒を推奨してください。
●あおり運転に巻き込まれない注意を
危険な振る舞いの車には近づかない、相手にしないようにしよう
さる6月6日、5年前に発生した東名高速道路のあおり運転事故の刑事裁判が横浜地裁であり、加害者は懲役18年の判決を言い渡されています。
この事故をきっかけに道路交通法の改正があり、あおり運転は「妨害運転」として重罰を受けるようになりました。
しかし依然として、カッとした運転者が他車に危険な幅寄せなどをする事例がよくみられます。
とくに高速道路走行時は、他車のあおり行為によって自分が重大事故に巻き込まれる危険がありますので、危険な行動をする車からはなるべく遠ざかることが大切です。
他車を刺激しない行動に徹する
高速道路では、走行車線よりも追越車線が危険ゾーンと言えます。やむを得ず追越しをする場合は、追越車線に必要以上に長時間とどまらないように気をつけましょう。
車間距離を詰めて走行してくる後続車がいないかをチェックし、早めに走行車線に戻ることが肝心です。
ただし、走行車線の車のすぐ前に進路変更して戻ったり、走行車線に戻ったとき減速したりすると、後続車の運転者が「進路を塞がれた」と感じてカッとする恐れがあります。十分に車間距離を保って進路変更することを心がけましょう。
自分では、相手を刺激したつもりがなくても、相手が「あおられた」と感じてあおり返してくる危険がありますので、高速道路などでは常に他車との距離を保つ配慮が必要です。
他車に配慮した運転が、相手の心理をいたずらに刺激することを防ぐので、あおり運転に巻き込まれる危険も少なくなります。
なお、不幸にしてあおり運転の被害にあった場合は、できるだけサービスエリアなど安全な場所に一旦退避してください。追いかけられて停止させられてもドアや窓を絶対に開けないで、店舗前など監視カメラ・防犯カメラがある場所で警察に被害通報をしましょう。
★下の項目をチェックし、自らの運転態度を反省してください
・危険な行動をしている車には、近づかないようにしている
・高速道路では、車間距離を詰めてくる車がいたら進路変更して避ける
・追越し時は追越車線に長くとどまらないように心がけている
・進路変更時は後続車の直前に入らないようにしている
・前車の速度変化をよく観察し、車間距離を詰めないようにしている
・バイクなどの横を追い抜くときは側方の間隔に配慮している
・前方に自分より小さな車がいるときには距離をとるよう心がける
・ウインカーを出す前に後続車との距離が十分かをよく確認しておく
ハイ・イイエ
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ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
●運転者の疲労、うっかりに配慮しよう
暑さへの対応、睡眠不足の解消を
夏場の運転は疲労との戦いです。いかに運転者の過労を防ぎ、快適な条件で運転業務を続けることができるように配慮するかが、管理者側の役割です。
この時期は、朝礼などで運転者に通常より早めの休憩を指示して、疲れる前に休むことを意識づけてください。
また、高温多湿で寝苦しい夜が続くことで運転者が睡眠不足に陥っている恐れがあります。
睡りが浅かったり睡眠時間が足りないと、昼間の運転中に注意力・集中力が落ちてきて、確認漏れや見落としなどのうっかりミスが増えます。
毎朝の点呼や朝礼時には、疲れが見えたり睡眠不足気味の運転者がいないか気をつけて観察し、前夜の睡眠が十分にとれているのか確認してください。
仮眠場所がうるさくてよく眠れなかったとか、親の介護等で休息時間がとれていない、出張先で大幅な残業を強いられて睡眠が十分にとれていない、といった具体的な原因があれば、事業所としてできる改善策を検討しておく必要があります。
●夏場は特に業務間のインターバル(休息)を重視しよう
前日に残業をした運転者がいても、その残業時間が3・6協定の範囲内であれば何の問題もないと考えがちです。
また、青ナンバーの運転者が時間外の長時間運転をしていても、改善基準告示の範囲内であれば、過労運転などの恐れはないと考える管理者もいます。
しかし、現実には、前日の残業が翌日の労働に影響を与えることが少なくありません。残業が続くことで疲労が蓄積して、回復できなくなる恐れがあります。
そこで、働き方改革の基本理念の一つとして、「勤務間インターバル」制度の考え方が導入され、企業の努力義務とされています。
前日の勤務終了後、翌日の出社までの間に一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けるという制度で、厚生労働省では11時間以上を推奨しています。
暑くなると特に前日の疲労が残りやすいので、業務間の休息期間は最低でも11時間はとっておきたいものです。前日に夜11時ごろまで残業した運転者がいれば、他の者と同じように朝8時に出勤させるのではなく、翌日の始業時間は10時以降に設定しましょう。
長時間の残業をしても、家でゆっくりして疲れをとって出社すれば、翌日の運転に影響を与えることは少なくなります。
※インターバル制度導入リーフレットは厚生労働省のWEBサイトからダウンロードできます。
●アルコールの過剰摂取に注意
コロナ禍で増加したアルコール障害
コロナ禍で、アルコールによる健康障害が増えているという調査結果が、米国で発表されました。
アルコール依存症の治療などでも定評のある、米ロサンゼルスのシダーズ・シナイ医療センターの研究グループが調べたものです(※)。
研究者は、新型コロナのパンデミックがはじまった最初の数か月間に、米国の集中治療室と医療センターで急性アルコール中毒などの治療を受けた患者の数が増加していることに気付きました。
そこで、CDC(米国疾病予防管理センター)のデータベースから、2012年~2019年の7年間にわたる死亡率データを取得し、飲酒がらみの予測死亡率と実際の死亡率の乖離を調べたのです。
その結果、アルコール健康障害関連の死亡率は、2020年には予測よりも約25%高く、2021年も予測より約22%高くなりました。また、調査期間を通じて死亡率がもっとも高かったのは、高齢者のグループでしたが、コロナ禍の最中に最も死亡率が急増していたのは、25歳~44歳の若年・成人のグループでした。
引きこもりやストレスが、アルコール過剰摂取に結びついた可能性が指摘されています。
※Cedars-Sinai Medical Center, Study: Deaths from Alcohol Use Disorder Surged During Pandemic
※Evaluation of Trends in Alcohol Use Disorder–Related Mortality in the US Before and During the COVID-19 Pandemic, May 4, 2022
「家飲み習慣」がリスクを高める
我が国の酒造メーカー等の統計によると、コロナ禍の緊急事態宣言やまん延防止措置の影響で、外食産業の酒類提供が大幅に制限され出荷量自体は減少したそうです。
しかし、一方で自宅待機やリモート勤務などが増えたことから、家飲み習慣のついた人も多くいたと言われています。
日本でもアルコール健康障害が増加しているおそれがあり、米国の事態は決して対岸の火事として片付けてしまうべきではないでしょう。
詳しい実態調査はまだ行われていないようですが、家飲みをよくする人は、自分の健康問題として、多量に飲酒する習慣がついていないか警戒しましょう。
第一に大量の酒を飲むことによる急性中毒が危険です。そして、毎日の飲酒習慣と発がんの結付きなどにも注目するべきです。
愛知県がんセンターの研究によると、適量飲酒を守れなかった場合の危険が指摘されています。
なお、厚生労働省の示す指標では、節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度の飲酒となり、日本酒で1合、アルコール濃度5%のビール中瓶1本程度となっています。1日60g以上の飲酒を多量飲酒といい、急性アルコール中毒の原因になります。
ただし、世界的な潮流では10g(1ドリンク)程度を推奨する専門家も多く、とくに女性やアルコールの分解が遅い人、高齢者は10gを目安にすべきとの意見があります。
*節度ある適度な飲酒については → 厚生労働省のe-ヘルスネット なども参照してください。
※この記事は以下のサイト記事を参照しました。
・厚生労働省「e-ヘルスネット──飲酒」
7月1日は国民安全の日、7月1日からは全国安全週間が実施されます。職場の労働災害防止・交通災害防止活動を実施しましょう。
■高齢者安全対策が急務です
厚生労働省のデータでは2021年に全国で発生した労働災害による死亡者831人のうち、60歳以上の労働者が360人に達し、全体の43.3%を占めています。
年々高齢労働者の増加に伴い労災事故の割合も増加傾向でしたが、60歳以上の死者が4割を超えたのは初めてということで、高年齢労働者に対する安全対策の遅れが問題となっています(東京新聞調べ)。
高齢の労働者災害が最も多いのは建設業で、112人が亡くなり、作業中の高所からの落下など墜落事故が目立ちます。
高齢死者比率が最も高かったのは警備業の69.2%で、バスを誘導中に転倒して後輪にひかれるなどの事故が発生しています。
また、タクシー・ハイヤーなどもともと高齢労働者の比率の高い現場でも、死亡事故が多発しています。
死傷者数全体でみても、高齢者の比率は高く、2020年の雇用者全体に占める60歳以上の高齢者の占める割合は18.0%ですが、労働災害による死傷者数に占める60歳以上の高齢者の占める割合は26.6%に達しています(休業4日以上)。
多くの現場で、従業員や顧客、児童生徒送迎などの運転者として高齢者を雇用したり、労働現場で高齢者を非正規で再雇用してコストダウンすることが多くなっています。
高齢労働者が「危険」で「厳しい」仕事に従事する割合が高まっていないか調査し、今までの安全対策で十分かどうか、安全週間の機会に検討する必要があります。
※「令和2年 高年齢労働者の労働災害発生状況」(厚生労働省労働基準局)より引用
実施項目 | 実施内容(例) |
安全意識の高揚 |
●経営トップや工場長、営業所長などが安全についての決意表明をする ──とくに高齢労働者の安全に配慮することを強調する ●営業所や作業部署単位の安全衛生会議等を開催する ●無事故・無災害職場や優良な運転者の表彰をする ●運転者代表による「安全の誓い」などの決意表明をする ●家庭においても安全の重要さを共有する |
安全活動の実施 |
●職場の安全パトロール、安全総点検の実施 ──職場の照明明度、スロープ、手すりなどの実態を把握する ●構内等における不安全行動の確認 ●運輸マネジメント・道路交通安全マネジメントに則した安全管理点検 ●職場一斉の設備、フォークリフト、車両、搭載品等の点検 ●墜落制止器具の整備、着用状況のチェック ●5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)による環境整備 |
安全教育・訓練 |
●安全運転、職場安全に関する講習会 ──高齢労働者への安全教育の実態を把握する ●ヒヤリ・ハット体験を活用した安全運転教育 ──墜落事故、転倒事故などの危険予測訓練を実施 ●朝礼、点呼時の事故事例による教育 ──高齢労働者の災害事例を指導教材に使用する ●構内危険箇所に関する情報共有教育 ──過去の墜落・転倒事故の現場、危険予想箇所のリストアップ ●緊急時の対応方法・応急措置に関する訓練の実施 |
■荒天に備え交通情報アプリを
活用しよう
7月は梅雨末期の集中豪雨や台風などの到来により、自然災害が多発する期間に入ります。昨年、熱海市で大規模な土砂崩れが発生したのは7月3日でした。
管理者としては、運転者に気象情報、高速道路の運行情報などをリアルタイムで提供できるように態勢を整えましょう。
最近、高速道路会社では、スマートフォン向けのリアルタイム交通情報アプリを作成して活用を呼びかけています。
運転中にアプリを使うのは危険ですが、管理者が登録すれば点呼時に情報提供できます。また、運転者は出発前やサービスエリアなどにおける休憩時にこうしたアプリを見て、渋滞や通行止め情報、大雨・突風などによる規制情報などを知ることができます。
最近のこうしたアプリがとくに優れているのは、気象情報サイトと連携して、大雨などで数時間後に通行止めになる可能性のある区間を雨量などで予測して警告する機能を持っていることです。設定すれば自動的に通知を受けることができます。
アプリによっては、主要なIC(インターチェンジ)の気象状況やサービスエリアの駐車場の混雑状況などをリアルタイム映像で確認できる機能などがあります。ドライバーに活用を促しましょう。
・各社の交通情報アプリの紹介サイト
西日本高速道路 → アイハイウェイ/iHighway
東日本高速道路 → E-ハイラジ
中日本高速道路 → みちラジ
フォークリフト安全週間を契機に活動を
7月第1週は全国安全週間に呼応して、フォークリフト安全週間が実施されます。
一般社団法人・日本産業車両協会が令和3年度より制定したもので、フォークリフトによる作業の安全、事故の防止に取り組むことを積極的に推進する契機として活動を呼びかけています。
事業所で取り組むフォークリフトの安全対策としては、フォークリフトの重大災害に以下のような特徴があることを踏まえて、従業員に教育することです。
【フォークリフト事故の特徴】
安全講習・資格者養成などを徹底
無資格者が安易にフォークリフトを動かすようことがないか、現場パトロールを実施してチェックを徹底しましょう。
その上で、リフト作業が必要な場合は、資格を得るために職場教育や教習への派遣をして、安全スキルを高めることが基本です。
さらに、出入りの下請け業者のトラックドライバーに安易に構内リフト作業を命じるようなことがないか確認しましょう。
他社の運転者などに自社構内での作業を任せる場合は、運転資格の有無の確認とルールの周知徹底が重要です。
また、運送契約には付帯業務として記載されていないリフト作業を弱い立場の下請け運転者に押し付ける例があります。これは契約に抵触しますし、安全対策がおざなりなままフォークリフト事故が発生した時には安全配慮義務に問われる恐れがあることを周知しましょう。
7月は、旅客自動車では車内事故防止キャンペーンを実施する月間です。
事業所やバス内にポスターを張り出すだけでなく、ドライバー・乗務員個々への指導を強化しましょう。
なお、最近の車内事故事例としては、国土交通省から以下のような事故が報告されています。
多くの事故が走行中に席を移動しようとする乗客の行動が遠因となっていますが、高齢者の場合は軽い転倒でも重傷となる危険が非常に高くなります。
適切なアナウンスに努めるとともに危険予測意識を高めて乗客を守る運転が大切です。
《事故事例》
発進時に移動中の乗客が転倒
2022年5月10日、千葉市の市道において、乗合バスが乗客6名を乗せて運行中、交差点で青信号に従って発進したところ、両替をするため車内を移動していた乗客が転倒したました。
この事故により、乗客が重傷を負いました。
停止前に立ち上がった乗客が転倒
2022年5月18日、島根県の県道で、乗合バスが乗客8名を乗せて運行中、バス停に停車しようとしたところ、優先席に座っていた乗客が立ち上がり、停車時のブレーキの揺動で転倒しました。この事故により、乗客が重傷を負いました。
歩行者と自転車の飛出しで急停止し乗客が転倒
2022年6月8日、埼玉島の市道で、乗合バスが乗客13名を乗せて運行中、対向車線に停車していた車両の後方から歩行者と自転車が飛び出してきたため、急ブレーキを踏んだところ、その揺動によって車内に立っていた乗客1名が転倒し、重傷を負いました。
なお、バスは飛び出してきた歩行者・自転車との接触は避けられましたが、歩行者と自転車利用者はその場から立ち去りました。
日 付 | 行 事 等 |
1日(金) |
・国民安全の日 ──交通事故、火災、産業火災などの日常生活を脅かす災害の防止を目的に、総理府が1960年(昭和35年)に制定しました。 |
1日(金) |
・名神高速道路全通記念日──1965年(昭和40年)に愛知県小牧市から兵庫県西宮市までの名神高速道路が日本で初めての本格的な高速道路として全線開通したことによります。東名高速道路は1969年5月26日に全通。 |
1日(金)~ 7日(木) |
・全国安全週間──2022年度 安全週間スローガン 「安全は 急がず 焦らず 怠らず」 詳しくは厚生労働省、中央労働災害防止協会サイトを参照。 |
1日(金)~ 7日(木) |
・フォークリフト安全週間──一般社団法人 日本産業車両協会が令和3年度より制定。フォークリフトによる作業の安全、事故の防止に取り組む活動を積極的に推進する契機として呼びかけています。 |
1日(金)~ 14日(木) |
・2022年度 Gマーク(安全性評価認定)申請受付──全日本トラック協会のwebサイト で申請書を作成することができます(郵送の場合は、7月12日までに地方の適正化実施機関に必着) |
1日(金)~ 31日(日) |
・車内事故防止キャンペーン(バス)──走行中のバス車内での転倒事故等を防止するため、全国で都道府県バス協会やバス事業者が車内事故防止のキャンペーンを展開します。 |
1日(金)~ 31日(日) |
・熱中症予防強化キャンペーン──熱中症の予防対応策について正しい知識を普及するため、環境省が実施しています。 |
1日(金)~ 31日(日) |
・2022年度 陸上貨物運送事業「夏期労働災害防止強調運動」 ──全国安全週間と相まって、7月1日から31日にかけての1か月間は 陸上貨物運送事業労働災害防止協会も独自の安全運動を実施します。 詳しくは、同協会のWEBサイトを参照してください。。 |
1日(金)~ 9月30日 |
・2022年度 港湾労働安全強調期間──港湾貨物運送事業労働災害防止協会による全国安全週間に呼応した活動。港湾内の事故防止活動を推進。 ●本年度のスローガン── 「安全は 急がず 焦らず 怠らず」 詳しくはこちらを参照してください。 |
6月29日~ 1日(金) |
・安全工学シンポジウム2022(日本学術会議 総合工学委員会) ※オンライン開催 テーマ:気候変動を見据えた安全・安心・安定 詳しくは、同シンポジウム事務局のWEBサイトを参照してください。 |
2日(土) |
・あおり運転「殺人」事故から4年──2018年7月2日大阪堺市の府道で、22歳の大学生が乗ったバイクにあおり運転の車が追突し死亡させた事故が発生、大阪府警は車の運転者(40歳)を殺人と道交法違反(ひき逃げ)で逮捕しました。運転者は追い抜かれたことに腹をたててあおり運転を行い、追突で死ぬかもしれないという「未必の故意」があったとして、2019年1月25日に殺人罪で懲役16年の判決を受けました。 |
3日(日)~
|
・令和2年7月豪雨から2年──2020年(令和2年)7月3日から7月31日にかけて、熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で集中豪雨が発生し、総降水量は長野県や高知県の多い所で2,000ミリを超えたところがあります。河川氾濫、道路冠水により各地で通行止めが発生、車の水没事故も確認されています。 |
3日(日) |
・令和3年熱海土砂崩れから1年──2021年(令和3年)7月1日から各地で大雨が降り、3日に静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が発生、死者26名・行方不明者1名の大災害となりました。半壊または全壊の家屋が128棟を数え、業者の違法な盛り土放置が原因と追及されていますが、国土交通省の総点検により、日本全国で千箇所以上の盛り土が崩落の危険を抱えていることも判明しました。 |
4日(月) |
・令和4年度(第2回)フォークリフト安全の日──令和3年度より、一般社団法人日本産業車両協会が安全週間の制定を踏まえフォークリフトの安全を推進するイベントなどを開催しています。 会場:女性就業支援センターホール(東京都港区芝) ※詳しくは、同協会のWEBサイトを参照してください。 |
7日(木) | ・小暑、七夕、川の日 |
6月28日~ 8日(金) |
・平成30年7月豪雨発生から4年──2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で集中豪雨が発生。台風7号および梅雨前線等の影響によるもので、死者224名、行方不明者8名、負傷者459名にのぼる被害がでました。 |
12日(火) | ・7月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。 |
~13日(水) |
・運行管理者試験(2022年度第1回)のインターネット申請締切 ※詳しくは、運行管理者試験センターのWEBサイトを参照。 ※前年よりCBT試験に全面移行(マークシートや問題用紙を使用しな いで、パソコン画面上の問題にマウス等で解答する) ※試験日程:2022年8月6日(土)~9月4日(日) |
16日(土) | ・国土交通Day──国土交通行政の意義や重要性を国民にアピールする日。国土交通省が2001年に制定しました。 |
16日(土) | ・勤労青少年の日(7月第3土曜日) |
18日(月) | ・海の日 |
~19日(火) | ・「ダメ。ゼッタイ。」普及運動──麻薬・大麻・危険ドラッグなどの薬物乱用を防止するため、毎年6月20日からの1か月間、啓発運動が実施されています(厚生労働省、都道府県などが実施)。 |
23日(土) | ・大暑 |
23日(土) |
・日本最高気温の日──2018年(平成30年)7月23日に埼玉県熊谷市で 41.1℃を観測。さらに、2020年(令和2年)8月17日に静岡県浜松市でも同じく41.1℃を観測。現在、これが日本の最高気温となっている。 |
30日(土) |
・東北自動車道全通記念日──1986年(昭和61年)のこの日に浦和-青森 間 674kmの東北自動車道が全線開通しました。 |
~9月 |
・「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」期間 厚生労働省が主唱する今年の熱中症予防対策キャンペーンは、5月1日から9月30日まで。政府全体の取組である熱中症予防強化月間の7月を重点取組期間としています。 |
~9月30日 |
・夏の省エネキャンペーン──エネルギー消費の大きなピークの季節を迎え、省エネキャンペーンが行われます。 |
7月9日~ 9月10日 |
・交通安全ファミリー作文コンクールの募集 (応募締切は例年9月10日──詳しくは、警察庁のWEBサイトを参照) |
7月中旬 | ・2022年6月末までの交通事故発生状況発表(警察庁) |
7月下旬 |
・2022年5月分 トラック輸送情報(国土交通省) |
◆7月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
1日(金) | 福岡 19:33 |
大阪 19:15 |
東京 19:01 |
札幌 19:18 |
15日(金) |
福岡 19:30 |
大阪 19:12 |
東京 18:57 |
札幌 19:12 |
31日(日) | 福岡 19:20 |
大阪 19:02 |
東京 18:47 |
札幌 18:58 |
1年でもっとも日が長かった6月を過ぎて、これからは日没が速くなります。油断してライト点灯が遅くならないように注意してください。
7月になると、遅い時間になっても屋外で遊ぶ若者や子どもなどが増えてきます。歩行者や自転車に配慮し、早めの点灯を心がけましょう。
また梅雨前線や台風の影響で昼間でも薄暗い日がありますので、少しでも暗いと感じたら、すぐに点灯する習慣をつけましょう。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください