さる6月19日午前3時10分ごろ、静岡県裾野市の国道246号バイパスを走行していた軽乗用車と乗用車が正面衝突し、軽乗用車に乗っていた2名が死亡する事故がありました。
事故現場は、中央分離帯がある片側2車線道路の追越車線で、軽乗用車が逆走したものとみられています。
一般的に言って、逆走車は追越車線を走行してくることが多いと言われています。
それは、日本の道路の通行帯は左側通行になっていますので、片側2車線道路を逆走する場合、自然と左側の車線を走行することになるからです。
つまり、相手が左側車線ということは、こちらから見ると逆走車は追越車線を走行してくることになります。
ですから、高速道路などの片側2車線道路を走行しているときに、逆走車と事故を起こさないようにするためには、まず逆走車と遭遇する確率を減らす必要があります。
いつまでも必要もない追越車線を走行していると、逆走車と遭遇する確率も高くなりますから、追越車線は追越し時のみに走行するといった運転を心がけましょう。
(シンク出版 2022.6.24更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。