故障車の周辺にいるのは危険

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 さる7月7日午前4時過ぎ、山口県岩国市の山陽自動車道で、路肩と走行車線にまたがって停止していた大型トレーラに、後ろから走行してきた大型トラックが追突する事故がありました。

 

 この事故で、車外にいたトレーラーの運転者が、車体と道路の壁に挟まれて死亡しました。

 

 夜間、高速道路の路肩に停止している車に、後続の車が追突する事故は決して少なくありません。

 

 とくに、この事故が発生した朝方の時刻は、走行しているドライバーの意識レベルが下がる時間帯ですので、路肩に止まっている車に気づくのが遅れて、追突する事故が多発します。

 

 つまり、深夜から朝方に高速道路に停止するということは、かなり高い確率で後続車から追突されるということを、強く意識しておく必要があります。

 

 後続車から追突されないように、後ろに停止表示器材等をおくことはもちろんですが、万一追突されても自分自身が巻き込まれないように、ガードレールの外側などの安全な場所に待避しておく必要があります。

 

 故障車の状況が気になるのはわかるのでが、車の周りにいることが一番危険だということを頭に入れておいてください。

(シンク出版株式会社 2022.7.12更新)

■高速道路で事故・トラブルに巻き込まれないために

 高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。

 

 この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。

 

 高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。 

 

 

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