最近、登下校路における子どもの交通事故が社会問題化し、警察の取締りも厳しくなっているのはよくご存知だと思います。
とくにスクールゾーンなどの指定があり、朝の登校時間帯は通行禁止=歩行者専用道路となっている通学路があります。こうした道路を幹線道路の渋滞を避けるための抜け道として利用する違反車が、後を絶たないと言われています。
時間に余裕がなく、始業に遅れそうになったマイカー通勤の車が入り込むケースが、指摘されています。
通行禁止時間は標識などで指定されていますので、注意していれば気づくはずですが、実際には警察官に指摘されて初めて気がつく運転者もいるようです。
皆さんも「よく通る道路だから」と軽く考えないで、学校の近くの道路や集団登校の子どもの姿が見える道では、「ひよっとして通行禁止時間帯ではないか」と疑問をもち、道路標識を確認する習慣をつけてください。
ちなみに、通行禁止違反の違反点数は2点、反則金は大型車で9千円、普通車7千円と重くはありませんが、通行禁止道路を非常に高速で走行して重大な人身事故を起こしたときは「危険運転致死傷罪」を適用される場合がありますので、軽く考えるのは禁物です。
標識に注意することはもちろん、登校時間帯は子どもと遭遇しない経路を選択するという意識を強く持って走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2022.7.20更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
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