「0時待ち待機」という言葉を知っていますか?
これは、高速道路の深夜割引を待つため、主に貨物トラックがPA(パーキングエリア)やSA(サービスエリア)に駐停車する様子を示していますが、すぐに満車になるため、PAやSAの入り口手前付近の路上で待機する車両が多いのが現状です。
この0時待ち車に追突する事故が多発しています。
今年4月28日深夜、三重県桑名市にある伊勢湾岸自動車道の「湾岸長島パーキングエリア」の入り口手前の道で、停車していた大型トラックに別のトラックが追突し、追突した車の運転者が死亡する事故が発生しました。
大型トラックが止まっていたのは駐停車が禁止されていたPAに入る道路右側のスペースでした。いつも深夜はこのPAが一杯になるので「入っても駐車できない」と考え、手前の道路に止まっていたそうです。
0時から4時までの間に少しでも高速道路上にいると深夜割引が受けられるので、11時55分などの時間にインターを降りずに(あるいは入らずに)待機する車が激増するのです。
こうした車が不法駐車している実態を認識して、SAなどに入る前は十分な注意をしてください。
(シンク出版株式会社 2022.8.2更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
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