さる8月14日午前1時すぎ、宮崎市内を走行していたタクシーが倒れていた女性をひいて、現場から逃げたとして逮捕される事故がありました。
女性は、胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが約3時間半後に死亡しました。タクシーを運転していた男性は「何かに乗り上げたが人だとは思わなかった」と容疑を否認しているということです。
今年は、3年ぶりに新型コロナ感染対策で行動制限がない夏でもあり、飲酒後に路上に寝込み、車にひかれる事故が多発しています。
現実の問題として、夜間走行していて路上に寝ている人を発見して避けるのは難しいと思いますが、運転者として事故を起こさない努力はする必要があります。
たとえば、夜間は路上に寝ている人がいると考えておくことや、前方に黒い塊が見えたら人ではないかと疑ってスピードを落とすこと、塊を乗り上げないようにすること、ヘッドライトは必要に応じて上向きにすることなどです。
それから、万一何かに乗り上げたと感じたら、必ず車を止めて事故状況を確かめ、人であったら救助をしてください。すぐに、救急車を呼べば、助かる命もあります。
(シンク出版株式会社 2022.8.19更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。