さる8月午前11時ごろ、山梨県甲州市内を走行していた軽自動車が前を走行していた乗用車に追突し、そのはずみで乗用車が店舗に突っ込み、従業員や客など7人が重軽傷を負う事故ありました。
乗用車は、ブドウ園に入るために減速したところに、後ろから来た軽自動車が衝突したものです。
ブドウ狩りが行わている観光地などでは、どこのブドウ園に入ろうかと迷っている車が多く、駐車場も見つけにくいため、目的の駐車場の入口があると、「アッ、ここだ」とウインカーも出さずに急に減速して左折する車が少なくありません。
そういうときのドライバーは、ブドウ園の駐車場を見つけることに意識が集中していますので、後ろの車のことまで気にしていないことがあります。
観光に来ている車は、他府県ナンバーであったり、レンタカーであったりしますし、運転を見ているとブレーキを踏む回数が多かったり、急にスピードが落ちたり上げたりしますので、何となくわかると思います。
観光地では、前を走る車と十分な車間距離を取り、動きにも十分注意して追従してください。
(シンク出版株式会社 2022.9.2更新)
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