さる9月7日午後6時38分ごろ、埼玉県さいたま市内の道路を走行していた乗用車が、道路を横断してきた男性をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は見通しのよい緩やかな右カーブで、男性は横断歩道がない所を渡ってきたと見られています。
事故当時は、時間的に周囲が暗くなっており、かなり雨が降っていたということですので、横断してくる歩行者の発見が遅れたのではないかと思います。
夜間、横断歩道のない場所を横断してくる歩行者を発見するのは、簡単ではないのですが、周囲がさらに見えにくくなる大雨が降っているときには、さらに発見が難しくなります。
歩行者にしても、大雨の時は傘を差していても結構濡れますので、近道をしようと横断歩道のない場所でも渡ろうとすることもありますし、差している傘が邪魔になって遠くまで見通せず、走行して来る車が見えていないことがあります。
雨の日の夜間に運転するときには、横断歩道以外の場所でも横断してくる歩行者がいることを頭に入れて、スピードを落として慎重な運転をしてください。
(シンク出版株式会社 2022.9.14更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。
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