さる9月19日午前9時ごろ、神奈川県大井町の東名高速道路を走行していた引っ越し途中の普通トラックがガードレールに衝突して横転する事故があり、同乗していた女性が死亡しました。
事故現場は、片側3車線の緩やかな右カーブで、トラックは中央車線を走行中にスリップし、左側のガードレールに衝突したということで、事故当時、雨はやんでいたのですが路面は濡れていました。
スリップした原因は分かりませんが、事故の現場付近は台風の影響でかなりの強風が吹いていたということですから、トラックが横風を受けて車体が流されたりして、慌てて元に戻そうとしてハンドルを切ってスリップしたのかもしれません。
当然のことですが、大雨が降っていれば視界が極端に悪くなりますし、路面もスリップしやすくなります。そこへ強風が加わりますと、とくに車高の高い車は横風の影響を受けてハンドルを取られることも少なくありません。
現在、日本列島は台風シーズンを迎えており、各地で大雨と強風下で運転する機会が増えています。強風時の雨天走行は、慎重なうえにも慎重な運転を心がけるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.9.28更新)
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